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Published: April 23 2013 |
池 田龍雄 (いけだたつお) は1928年佐賀県生まれ。大戦後の’50年代初頭から常に前衛的な立場で制作に取り組み、いわゆるルポルタージュ絵画運動の中で注目されました。その 後、日本の戦後美術を代表する作家の一人として絵画、オブジェ、パフォーマンスなどを行い、その活動は美術の枠を超え、舞台や映画の仕事にも携わりまし た。
2010-12 年には山梨県立美術館を皮切りに、川崎市立岡本太郎美術館、福岡県立美術館、原爆の図丸木美術館(埼玉県)で大規模な回顧展が開催されました。また近年 「具体」や 1950 年代以降日本の戦後美術が再評価される展覧会が続いていますが、昨年末から今年 2 月にかけニューヨーク近代美術館 MOMA で開催された「東京 1955-1970」でも池田の作品が出品され、その時代の美術シーンには欠かすことのできない作家の一人として評価されています。池田は今年 85歳になりますが、現在も精力的に制作を続けています。 今回は、近年発表を続けている「場の位相シリーズ」の延長線上にある作品群で、紙やパネルに描かれたドローイングの作品を10 数点発表いたします。当画廊では 4年ぶりの新作展になります。この機会に是非ご高覧下さい。
[作家プロフィール] 池田龍雄 IKEDA Tatsuo 1928 佐賀県生まれ 1948 多摩造形芸術専門学校(現多摩美術大学)入学 1949 安部公房、岡本太郎、花田清輝らのアバンギャルド芸術運動に参加「世紀の会」加入 1981 「1950 年代展」 東京都美術館 1982 「瀧口修造と戦後美術」 富山県立近代美術館 1985 個展「池田龍雄の世界展」 池田20 世紀美術館、伊東 「再構成・日本の前衛1945-1965」 オックスフォード近代美術館、イギリス 1986-87 「前衛美術の日本1910-1970」 ポンピドーセンター、パリ 1988 「日本のルポルタージュアート展」 板橋区立美術館、東京 1992 「日本の現代美術1945-1985」 東京都美術館 1995 「戦後文化の軌跡1945-1995」 目黒区美術館、東京 1997 「ねりまの美術 ’97 池田龍雄・中村宏展」 練馬区立美術館、東京 1998 「美術と舞踏の土方巽展」池田20 世紀美術館 「瀧口修造とその周辺展」 国立国際美術館 2000 「万歳七唱岡本太郎の鬼子たち」 川崎市岡本太郎美術館 2003 「九州力-世界美術としての九州展」熊本市現代美術館 2004 「再考・近代日本の絵画」東京都現代美術館 2005 「瀧口修造の漂流物」世田谷美術館、東京 2010-11 個展 「池田龍雄展 アヴァンギャルドの軌跡」山梨県立美術館、川崎市岡本太郎美術館、福岡県立美術館 2012 個展 「福島から広がる視点1 池田龍雄展」原爆の図丸木美術館、埼玉 「アートプログラム青梅2012-存在を越えて」青梅市立美術館、東京 2012-13 「東京1955-1970 新しい前衛」ニューヨーク近代美術館、アメリカ <主な著書> 『絵画の距離』 創樹社 1980 / 『夢・現・記』 現代企画室 1990 / 『蜻蛉の夢』 海鳥社 2000 『芸術アヴァンギャルドの背中』 沖積舎 2001 / 『池田龍雄画集』 沖積舎 2006 /『視覚の外縁』 沖積舎 2008
全文提供:Galerie Tokyo Humanité
会期:2013.5.7~2013.5.25 時間:10:30- 18:30 closed on Sun 会場:Galerie Tokyo Humanité
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Last Updated on May 07 2013 |