文谷有佳里・松村かおり:線を描く。 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 6月 01日 |
《drawing なにもない風景を眺める》ink, paper|2011年|545×788mm | 画像提供:Masayoshi Suzuki Gallery | Copyright© Yukari Bunya ( 線を引く)( 線で描く)ではなく、展覧会タイトルを今回「線を描く。」としたのは、2 人の絵画が何 かのイメージを線によって表現しようとしているのではなく「線」そのものを描こうとしている様に感じたからです。 文谷の言う「手の書き癖から生まれる線を自由に走らせ、それらを描き進めてゆく中で生まれてくる構造によってひとつの画面にまとめる」とあるように無意識の中から生まれる自由で清らかな線。美しい線こそが美しい絵画ではないのかとさえ、2 人の作品から感じざるを得ません。 文谷の指先から描き出される繊細なモノクロームの線と松村の体全体から描かれる、大らかで色鮮やかな線。全く対照的な2人の線の世界を是非この機会にご覧下さいませ。 全文提供: Masayoshi Suzuki Gallery 会期: 2011年6月18日(土)-2011年7月18日(月) |
最終更新 2011年 6月 18日 |