展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2017年 6月 16日 |
――すききらいってなんだろう。 毎日の食卓に上るすきなもの、きらいなもの。すきな科目ときらいな科目。すきな子ができた? きらいな友達はいる? 今日はどんな服を着ようか。ねこがすき? いや、犬がすき。季節やにおい、色や数字にだって、お気に入りがある。 大人はみんな、「すききらいはダメ」と言うけれど、わたしたちはみんな、すききらいで選びながら、毎日を生きている。そんな「すき」や「きらい」の根っこにあるのはなんだろう。 テレビのチャンネルはすきなものだけ選べばいい。インターネットはおもしろそうなものだけクリックすればいい。自分がすきなものだけを選べるようになったのが今の世の中らしいけれど、選ばなかったらずっと知らないままなのかな。もし自分の「すき」がだれかの「きらい」だったら、この楽しさを伝えることもできないのかな。 この展覧会では、作品を見た人が「すき」や「きらい」について考えるきっかけとなる作品を、いくつかの章に分けて展示します。普段は大人たちが「ダメ」と言ってしまいがちな「すききらい」も、美術の世界ではあたりまえ。自分の意見を持ち、感じたことを伝え合うこと。それによって、他の人が違う意見を持っていることを知り、自分だけでは気づかない楽しさがあることを感じ取ることへもつながるでしょう。 夏期休暇中の子どもたちが積極的に美術館へと足を運べるように、また子どもと大人が一緒になって、さまざまな美術の面白さに触れられるようにと企画する「なつやすみの美術館」シリーズは、今年で7回目となりました。この夏、大人のみなさんも、こどものみんなも、じっくり「すききらい」に向き合ってみませんか。 ■ワークショップ 「だいすきをぶっこわせ! キライに変身?! スキなモノ」 【講師】間島領一(美術家) 【日時】8月12日(土)10時〜14時30分(参加無料/事前申込制) 【主催】和歌山県・一般財団法人和歌山県文化振興財団 【企画・運営協力】NPO法人 和歌山芸術文化支援協会(wacss) 【協力】和歌山県立近代美術館 ■ギャラリートーク(学芸員による展示解説) 【日時】7月15日(土)、8月13日(日) いずれも14時〜 (展示室にて、要観覧券) ■こども美術館部 「キラキラ☆キライ」 (対象:小学生) 【日時】8月5日(土)14時〜 (当日受付にて申込必要、要観覧券) ■こどもギャラリートーク(こども向けのトーク/大人のみ、親子での参加も可) 【日時】7月22日(土)、8月6日(日)、8月20日(日) いずれも14時〜 (展示室にて、要観覧券) ■たまごせんせいと「わくわくアートツアー」(こどもも大人も参加可) 和歌山大学の学生が、鑑賞をサポートします。 【日時】8月15日(火)~19日(土)、8月22日(火)~24日(木)各回45分 いずれも ①11時〜 ②13時30分〜 ③15時〜3回開催(展示室にて、要観覧券) ※イベントの詳細はホームページなどでお問い合わせ下さい。
http://momaw.jp/
全文提供:和歌山県立近代美術館
会期:2017年7月8日(土) 〜 2017年9月18日(月) 時間:9時30分ー17時(入場は16時30分まで) 休日:月曜日(7月17日、9月18日は開館。7月18日は休館。) 会場:和歌山県立近代美術館
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最終更新 2017年 7月 08日 |