柴田麻衣・丸山宏:Portable Translucent |
展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 12月 16日 |
絵画が普遍的な対象としてきた光は、事物の認識を透過に開くものとして空間を照射してきましたが、いまでは写真、映像といった表現媒体等デジタルな光として浸透し、急進的な速度で外界との伝達を可能にしています。そのような中、光と闇の混在する世界(多様な媒体の発展と情報が混生する環境)のもとで、それぞれが如何に外界を捉え、自らの“在る場所”を受容するのでしょうか。「The garden of the ray」シリーズ第4回目の開催となる本展は“Portable Translucent”と題し、普段どのような視点を持って世界と対峙し、そこに個人としての感覚や経験を透過させながら対象とイメージの層を描いて行くのか、ふたりの作品からその様相を伺います。
柴田麻衣 略歴 1979年、愛知県生まれ。2002年、名古屋芸術大学版画専攻卒業。2004年、名古屋芸術大学大学院美術研究科造形専攻同時代表現研究修了。2004年、ギャルリーDECO(名古屋)にて初個展を開催。※以降2005年に同ギャルリーにて個展を開催。2010年、ギャラリーSUZUKI(京都)。2011年、ギャラリー芽楽(名古屋)にて個展を開催。主なグループ展として、2003年、パカロロ+チェリー二人展(ギャルリーDECO.名古屋)、Happy Tunes(ギャラリーエスプリヌーボー・岡山)、2006 絵織り人(ギャルリーDECO・名古屋)。2007年、版の方法論 京都と名古屋から(海岸通ギャラリーCASO・大阪)、版の方法論#4;そして、これから(Art&Design Center/ギャラリーBE&be・ 愛知)。2009年、International visual artists workshop(Remisen academy in Brande・デンマーク)、outopos(ギャラリーAPA・名古屋)、成田聡子×柴田麻衣(ギャラリーAPA・名古屋)、2010年、Japanischer Blick: Kunstler aus Japan(punp werk in Siegburug・ドイツ)、愛知アートの森 堀川(東陽倉庫テナントビル・名古屋)、After Remisen #11 柴田麻衣×平田あすか (Art&Design Center/ギャラリーBE&be・愛知)、ミニアチュール展 私の仕事、私の遊び (ギャラリー芽楽・名古屋)。2011年、CROSSING OVER THE SEA(愛知芸術文化センター・名古屋)等に出品。
丸山宏 略歴 1984年、東京都生まれ。2008年、多摩美術大学絵画科油画専攻を卒業。2006年、ギャラリーフォレスト・ミニ(東京)で初個展を開催。以降、2009年、2011年にOギャラリーUP・S(東京)で個展を開催。2005年、四人展(オレンジギャラリー・東京)、TEPCO 第9回 エネルギー賞(TEPCO館・東京)。2008年、絵画展(文房堂ギャラリー・東京)、The 1st anniversary exhibition(concentric plugs・神奈川)。2009年、あおぞらDEアート展(泰明小学校・東京)。2010年、Pile/Definition II(Oギャラリーeyes・大阪)。2007年~2011年にかけて開催された新制作展(新国立美術館・東京)に出品。
全文提供:Oギャラリーeyes
会期:2011年12月12日―2011年12月24日 時間:11:00-19:00 土曜日は17:00まで 日曜 会場:Oギャラリーeyes
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最終更新 2011年 12月 12日 |