展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 6月 04日 |
作家コメント 頬に、頭に、花が触れている。 一面に拡がる薄紫の花の波に、光が揺れている。
藤の花は呼吸するように風に身をゆだね、優雅な香りを漂わせている。 人々が感動の声をあげている。
私はその時、ある人の言葉を思い出した。 「何かを美しいものとして見るという、人間の感情そのものが、美しいものの根源です」と。 その藤の木は140年の時を経て900㎡まで枝を拡げ、今も尚成長している。 藤は桜の木のように真っ直ぐ立つことができない。 美しいものを残したいという人の「思い」がその藤の枝を支え、生かしている。 その木の姿をみて、私も絵に対して同じ「思い」を持ちたいと感じる。 自然の中でみた、深く静かな響き。 そこへ近づくよう、記憶の中の余韻に触れ、筆を置きたい。
略歴 1997 創形美術学校造形科卒業
個展 2000 OギャラリーUP・S(東京) 2002 OギャラリーUP・S(東京) 2005 OギャラリーUP・S(東京)
グループ展 1995 三人展(八王子美術アートスペース・東京) 1996 三人展(Art Space輝・東京)、グループ展(アミュー立川・東京) 2002 コレクターへのすすめ(Oギャラリー・東京)以降03、04、05、08年に出品。 2004 View/IntrospectionⅡ-視像と内省の連綿-流景の狭間で(Oギャラリーeyes・大阪) 2005 View/IntrospectionⅢ-Divertimento(Oギャラリーeyes・大阪)、シリーズ第4回「アザー・センシビリティ」(文房堂ギャラリー・東京)企画:早見堯 2006 あおぞらDEアート(Oギャラリー・東京)、The garden of the rayⅡ (Oギャラリーeyes・大阪) 2009 View/IntrospectionⅥ-Field Translation(Oギャラリーeyes・大阪)
※全文提供: Oギャラリー
会期: 2010年6月7日-2010年6月12日
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最終更新 2010年 6月 07日 |