古賀 飛 展 esprit de finesse |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2022年 4月 11日 |
水の性質を活かして紙の上に繰り広げられる絵模様。その二次元の色彩世界を立体に折り込むことで生まれる三次元の空間。そしてそれらが集合することで生まれる一つの場。そこには古賀飛(Koga Tobu)が求める全体的な感覚やイメージを色彩と形態の要素へと分節化し、それらを統合する彼独自の形式、すなわち造形言語が現れています。重要なことはその形式が、作品の主題や文脈を設定することから論理的に組み立てられたものではなく、彼の長年にわたる造形の試行錯誤の中で感覚的に抽出され、研ぎ澄まされてきたものであることです。ですからその作品は、彼が自らの生きる世界を捉える感覚自体を観る者の感覚に直接に響かせることができ、特定の解釈に収束することなく、多様で活きいきとした印象や想像を引き出すことができるのです。 http://galleryk.la.coocan.jp全文提供:Gallery K 会期:2022年4月11日(月) 〜 2022年4月16日(土) |
最終更新 2022年 4月 11日 |