展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2012年 1月 05日 |
2010年より始動した多摩美術大学の運営するサテライトスペース「アキバタマビ21」は表現者を育てる発表の場として主に卒業生による展覧会を行っており、それぞれ出品者の自己プロデュースによって様々な展覧会を開催しています。
今回は多摩美術大学日本画の企画による 「阿吽」 を 岩井尚子、加藤優花、野川恭平、野崎慎、福井道顕の5名の卒業生で行います。
本展覧会が、それぞれの今後の活動を飛躍させるための機会となるよう充実した企画を目指しております。
[作家コメント] 阿吽(あうん,a-hum):梵字において、阿は宇宙の始まり、吽は終わりを表す言葉とされています。始まりは終わりに関わり、終わりは始まりに関わることで、すべての物事は繋がり関係し合って存在しているのです。 今、多摩美術大学の日本画を卒業した私たちは、「関係」の可能性を提示したいと考え、本展覧会を「阿吽」としました。 現在、インターネットや携帯電話、twitterやFacebookに代表されるSNSの急速な発達により、間接的な関係が広がっています。その結果、「場」や「集団」を感じにくくなってしまった日本人の心は孤独化、空洞化が進行している様です。 しかし私たちは、それぞれの裡に眠る、静かで、力強く、深い“自らの意思”に気付いて欲しいと願っています。私たちは作品を通して、根源である「セカイ」にコミットしようとしています。全てのものに関わり、飲み込み、消化吸収し、新たなビジョンを提示していきます。 作品を通して皆さんにコミット(関わる事)をして欲しい。 そして、終わりは再び始まりに繋がってゆくように、皆さんにも『セカイ』の流れの一端に加わっていただけたら幸いです。
[作家プロフィール] 出品作家
岩井尚子(いわい ひさこ) 加藤優花(かとう ゆか) 野川恭平(のがわ きょうへい) 野崎慎 (のざき ちか) 福井道顕(ふくい みちあき)
オープニングパーティー&ギャラリートーク 1月15日(日)15:00~ ゲスト(野地耕一郎/練馬区美術館主任学芸員) (三瀬夏之介/東北芸術工科大学准教授)
全文提供:アキバタマビ21
会期:2012年1月7日(土)~2012年2月5日(日) 時間:11:00~19:00 (金・土は20:00まで) 休日:会期中無休 会場:アキバタマビ21
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最終更新 2012年 1月 07日 |