ネガ・アフター・イメージ |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2014年 9月 25日 |
ネガ・アフター・イメージは【陰性残像】などを意味する言葉で、補色残像を指します。 赤を見ると緑の残効が発生するように、私たちは日々生み出される全事象から情報の裏側(負の方向性)を無意識に認識しています。 緑の平原が一瞬で褐色の荒野になることを私たちは知り、それはまるで過去から現在までの時間のステレオグラムの様な大きな陰性残像を見せつけられたようでした。 この事はありふれた日常を強烈な補色効果で照らし、私たちの盤石な足下が崩れ去り、存在そのものの有り様を考えることになりました。 本展覧会の作家が扱う作品にもこの事は大きくリンクしています。 物質のあらゆる角度に問題意識を持って物理的に、概念的に彫り込んでいます。 物質=現実に接触してクリティカルに介入することにより、より強く現実を照らし出す問題を生むものと考えます。 見慣れた物質に新たな補色視点を与えることで、物質から世界に新たな始まりの「始点」を与えることが出来るのではないでしょうか。 出展作家:木村剛士 池島康輔 木戸龍介 古賀義浩 中里洋介 【イベント】 全文提供:アキバタマビ21 会期:2014年9月13日(土)~2014年10月25日(土) |
最終更新 2014年 9月 13日 |